1951-10-18 第12回国会 参議院 水産委員会 第2号
というのは、国内精油の数量というものは、或る程度能力によつて制限されておるから、需要量全部を賄うだけのものは、日本では原油から精製できない。そうすると、それを賄うためには、どうしても製品の輸入というものが必然的に起つて来る。然し製品の価格というものは、地域によつて相当国内製品より上廻つておる。上廻つておるが、結局それを扱つておる店はおのずから分れておる。
というのは、国内精油の数量というものは、或る程度能力によつて制限されておるから、需要量全部を賄うだけのものは、日本では原油から精製できない。そうすると、それを賄うためには、どうしても製品の輸入というものが必然的に起つて来る。然し製品の価格というものは、地域によつて相当国内製品より上廻つておる。上廻つておるが、結局それを扱つておる店はおのずから分れておる。
併しながら物価庁の意見によりますると、国内精油だけに任せて置くと、価格は場合によると、ものによつては不当に上つて行く、故にときどき国際的な製品を輸入することによつてそれをアジヤストすることができるのだというような意見でありますが、現状におきましては、むしろ国際的なものは高い重油だけの影響を受けるわけで、国際的な製品を引いたことによつて値上りを抑えるのではなく、むしろ値上りになるような傾向になつておりますが
勿論関税なしで済めばこれはいいけれども、国内精油保護ということで、これはかけるにいたしましても、それは成るたけ低いほうがいいのではないかと、こういうふうな考えをいたしておるわけでございます。なお、無税を主張されるところの省もたくさんにあります。又通産省の生産部面におきましては、これは二五形、三〇%というようなものでなければならんというような議論もあるわけでございます。